長崎平和公園
原爆落下の中心地とその北側に世界平和を願って造られた公園は、公園中央に立つブロンズ像は高さ9.7m重さ30t天を指す右手は原爆の脅威を水平に伸ばした左手は平和を示し、閉じた目は原爆犠牲者の冥福を祈る姿という。
ブロンズ像の後ろには(平和記念像作者)北村西望さんの言葉が刻まれている。
平和祈念像作者の言葉 あの悪夢のような戦爭 身の毛もよだつ凄惨悲惨 肉親を人の子を かえりみるさえ堪えがたき眞情 誰か平和を祈らずにいられよう 茲に全世界平和運動の先駆として この平和祈念像が誕生した 山の如き聖哲それは逞しい男性の健康美 全長三十二尺餘 右手は原爆を示し左は平和を 顔は戦爭犠牲者の冥福を祈る 是人種を超越した人間 時に佛 時に神 長崎始まって最大の英断と情熱 今や人類最高の希望の象徴 昭和三十年 春日 北村西望 |
毎年8月9日には、平和祈念像の前で原爆で亡くなった約7万5000人の人々の慰霊祭と平和記念式典が行われる。
長崎の「折鶴の塔」は平和記念像の両側にひとつずつ建てられています。長崎原爆で亡くなられた方の追悼や同じ過ちを犯さないため世界の平和を願って鶴が折られています。
公園内には水を求めてさまよった少女の手記がきざまれた「平和の泉」や世界各国から贈られた平和の像建ちならび、世界恒久平和を願う長崎市のシンボルゾーンとなっている。