【当会の趣旨・規約について】 |
1.設立趣旨 |
当会は、障がい者や高齢者個人が、自由に旅行ができる社会、また健常者と共に旅行ができる社会になることを願い非営利目的のボランティア・サークルとして(平成11年6月)に発足しました。一部の介護・介助等必要な部分は健常者がお手伝いすることで障がい者と健常者が共に旅を楽しむことができることを目標に運営しています。障がいがあっても、出来るだけ「気軽に・楽しく・安全」に、そして自立した一人の社会人として旅行を楽しむことができるようお手伝いしていきます。 |
2.介護・介助 |
基本的に身内の付添いを伴わず、障がい者が個人で参加できる環境を整えます。 しかしながら、現状では健常者の自費参加者を期待することは困難であることから、また、障がい者の状態を考慮し、介護ヘルパー、看護師等の経験者がボランティアで参加していきます。 そのため、ボランティアの人数が少ない場合や重度障がい者で最低限、身の回りの事が出来ない方には、付添いを付けていただく場合もあります。原則として、当会の旅行には、経験豊富な介助ボランティアが同行します。その際のボランティアは、あくまでも当会の団体旅行を主体とし介助ボランティアとして参加するものであって、当会で知り合った参加者の個人旅行へのボランティア紹介や派遣としては一切協力できませんのでご了承ください。 また各ボランティアの都合上、参加できなかったりメンバーが入れ替わる場合があります。 |
3.参加資格 |
当会の旅行ツアーに参加される方は、団体行動が出来る方で他のメンバーに迷惑をかけない方(必要な介護・介助は含まない)最低限のマナーを守っていただける方に限らせていただきます。 旅行参加時点で重篤な進行性の疾患や内臓疾患のある方、旅行を続ける上で障がいを生じる可能性のある方は、ご本人の安全面も考慮してお断りする場合があります。 (初めて当会の旅行に参加される方には、「旅行に参加しても支障がないか」診断書の提出をお願いする場合もあります)また、旅行中の移動、宿泊施設等の関係で、参加人数を制限せざるを得ません。そのため、参加希望者が最大随行人数を超えた場合には、お断りする場合があります。 当会は、非営利目的のボランティア・サークルであり、現地で起きた不測の事態にも何ら補償する事が出来ません。したがって旅行参加者には、事前に当会の旅行同意書に署名・捺印をしていただき提出をお願いします。 たいへんお手数をお掛けしますが、安心安全に旅行を実施するため皆様のご理解とご協力の程よろしくお願いいたします。 |
4.旅行企画 |
@当会では、障がい者旅行に積極的に取り組む旅行会社(数社)に見積もりを依頼し、内容・価格等を検討して旅行会社を決定します。 A利用航空会社は、できるかぎり日系航空会社とし、現地まで直行便を利用します。 ※日系航空会社が現地に乗り入れていない場合は、この限りではありません。 B車椅子で利用できるホテルを使用します(コンドミニアム型ホテルも含みます) ※ハンディキャップルーム数に限りのある場合は、代表と重度障がいの方を優先にします。その他、介助面で必要に応じて代表の部屋を参加者に開放し使用していただきます。 (宿泊先の選定については、できるだけお身体の不自由な方でも利用し易い温泉旅館やホテルを選びたいと考えておりますが全ての方のご要望にお応えできない場合もありますのでご了承ください) ※旅行の行程上、宿泊先(温泉旅館やホテル)が連日違う場合があります。 C現地での移動には、中型・大型リフトバスかハンディーリフトバン(ワゴン車)を使用します。 ※参加する人数や現地で保有している観光バス・タクシー会社のものを使用する。 D食事は、車椅子で利用できるレストラン等を事前に選定します。 (コンドミニアム型のキッチン付きホテル等での一部自炊も含みます) ※自炊の場合は、当会のボランティアが調理いたします。 E観光は、重度障がい者(車椅子使用者)の方でも安全に参加できて楽しめる内容にします。 ※ テーマパーク内では、基本的に自由行動ですのでお体の不自由な方と付添い者の2名1組としてお申し込みください。 F重度障がい者の体力も考え、フリー(休息時間)もできるだけつくりたいと思います。 (フリー時間は各自由行動としますが夜間や無断外出は一切禁止いたします) ※旅行中は全て自分の自己責任において行動する。 G旅行費用は、各旅行毎に決定し、事前にお知らせします。また、旅行費用は旅行出発前までに全額お支払い頂きます。 なお、当会の専属ボランティアに係る旅行中の費用は、参加者全員での負担とし各人の旅行費用に含みます。 H取消料について、参加者の都合で旅行を取消される場合、通常の一般旅行とは違い、専属介助ボランティアに掛かる旅行費用を参加者の最低随行人数に含め旅行代金を算出しています。そのため、最低随行人数に達せず参加申込者と協議の上、旅行を実施する場合には、従来の旅行日からさかのびり日数に応じて旅行会社に支払う計算方法ではなく、頭割りの不足分でご請求させていただく事がございますのでご了承ください。 ※当会では、自費で旅行に参加していただける健常者「トラベルサポーター」の方を募集しています。 (旅行中は必要に応じてボランティアとしてお手伝いいただきます) バリアフリーツアーに興味・関心のある方で一緒に旅行を体験し楽しんでみたい方は、当会までご連絡ください。 |
5.車椅子で参加される方へ |
各旅行毎に飛行機材やリフトバス・リフトバン・タクシー等の構造が異なり、車椅子の搭載制限などで規定の台数・サイズを超えた場合には、参加をお断わりすることがあります。 ※車椅子で参加される方は、詳細(車椅子の種類・サイズ)をお知らせいただき、できるだけお早めにお申込みください。 |
旅行に関する、ご相談・お問い合わせは下記まで |
TAD〈障がい者の旅行を考える会〉 代表 佐藤 孝浩 E-mail:tad1999@utopia.ocn.ne.jp |